50歳からのストラグル

もう結構年を重ねたなー、って言いながら、行政書士試験2024、TOEICなどなど頑張ります。くしゃエロ族の末裔です。

アマプラ映画【私の知らないわたしの素顔】怖いのは「死」じゃなくて・・・

パリの高層マンションに暮らす50代の美しき大学教授クレール。

ある日、年下の恋人にフラれてしまったクレールは、ほんの出来心でSNSの世界に足を踏み入れる。

Facebookで「24歳のクララ」に成りすましたクレールは、アレックスという男性とつながるが、アレックスは別れた恋人の友人だった。

アレックスとSNSの世界にのみ存在するクララが恋に落ちてしまったことから、事態は思わぬ方向に展開していく。

引用:映画.com 作品紹介ページ より

行政書士合格に向けて勉強中です!勉強の合間の楽しみは読書か映画!

てことで、またまた私の大好きな「90分程度のちょうどいい映画」をアマゾンプライムビデオにて鑑賞(=101分)。

原題は「Celle que vous croyez」で、「あなたが信じる人」。

◯◯鉄鋼の鏑木さんですか?

先日、新幹線に乗る前に少し時間があったので、改札の前でぽかーんとしながら待っていたら、見知らぬ人に

◯◯鉄鋼の鏑木さんですか?

と聞かれました。

◯◯鉄鋼でもないし、なんなら初めて耳にする名字「鏑木」でもないw

「違いますよー」の返事に「すいません」と謝りながら遠ざかる人を見て思ったのは、たぶん、その人は「◯◯鉄鋼の鏑木さん」と会う予定であって、その人なりの「鏑木さん像」を持っていて、それに私はぴったり合致していたんだろうな、ということ。

  • 背が高い
  • 小太り
  • メガネ
  • 青いシャツ

ってところだったのかしらw

すれ違いにも種類があって

さて、この映画。

「24歳のクララ」に成りすましたクレールが主人公なのですが、SNSを通してアレックスという別れた恋人の友人に出会い、意図せず深い恋に落ちていきます。

私の脳内に

■映画のキャッチコピー?■
恋はするものではなく、落ちるもの

という名キャッチコピーが浮かんできましたが、ひとまず置いときましょう。

 

電話をして声を交わし、お互いのことを語り、惹かれ合い、、、

そうなると実際に会いたくなるよね!!

なんですが、クレールは成りすましなので、簡単に会うことはできません。お互いの気持は強く激しく燃え上がっているのに、クレールはもう一歩を踏み出せないのです。

 

それでも、アレックスが会いにきちゃうんです。そりゃそうですよね、会いたいんですから! お互い四六時中お互いのことばかり考えている。

クレールは告げられた待ち合わせの場所に行きます。この目でアレックスを見ようと会いに行きます。そして、遠巻きに彼を見て、耐えきれず、近づくクレール。

 

その時アレックスは...

 

 

アレックスはクレールを素通りして去ってしまいます。

 

 

 

この場面がすごい悲しい。

 

わかりますよ。SNSでクレールは偽の写真を使ってクララに成りすましているので、アレックスが素通りするのも当然です。

でも、アレックスの気を惹く何かがまったくなかった。

「◯◯鉄鋼の鏑木さんですか?」ってことがないんです。

 

声を交わし、お互いのことを知り、好きだと伝え、二人の気持ちが一緒でありながらも、人智を飛び越えるような心の気づきがまるでなかったんです。恋に落ちた二人には、そんな現実離れしたインスピレーションがあってもいいじゃないか、と考えるのはあまりにもロマンチックか...

 

心をえぐる言葉たち

すれ違う二人はこのあとどうなるのか。

サスペンスですので、え? って思うような展開が待っていますので、ぜひご覧あれ。

 

この映画を見て思い出したのは、マリー・ローランサンの詩「鎮静剤」。

 

退屈な女より もっと哀れなのは 悲しい女です。

から始まる詩の最後は

死んだ女より もっと哀れなのは 忘れられた女です。

で締めくくられています。

 

女性に限らず「忘れられる」って悲しいですよね

 

この映画も最後に主人公がこう言います。

 

怖いのは死じゃない。

◯◯◯られること。

 

うーん、それもまたわかる。

 

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