劇団に所属する役者7人に届いた、4日間の合宿で行われる最終オーディションへの招待状。新作舞台の主演を争う最終選考で彼らが“演じる”シナリオは、【大雪で閉ざされた山荘】という架空のシチュエーションで起こる連続殺人事件。
出口のない密室で一人、また一人と消えていくメンバーたち。果たしてこれは、フィクションか? それとも本当の連続殺人か? 彼らを待ち受ける衝撃の結末とは――
引用:映画「ある閉ざされた雪の山荘で」オフィシャルサイト より
行政書士合格に向けて勉強中です! 勉強の合間の楽しみは読書か映画!
てことで、またまた私の大好きな「90分程度のちょうどいい映画」をアマゾンプライムビデオにて鑑賞(=109分)。
人気作家・東野圭吾が1992年に発表した同名ベストセラー小説の映画化ですね。
王道をいかに覆すのか?
もうね、タイトルだけ見ても、
- 隔絶された場所
- 山荘
- 大雪
って、クローズドサークルもののミステリーだなってわかりますよね。まさに王道なミステリーなので、名作も数多くあって、最近では、方舟!
これもよかったですねー。
この映画の舞台は山荘。実質的には閉ざされているわけではないのですが、この山荘を舞台に、劇団員が最終オーディションを行っていて、その過程で、一人、また一人と消えていきます。
残された劇団員のうち、誰が犯人なのか? そして、動機はなんなのか? そしてそして、期待される「衝撃の結末」とはなんなのか?
王道なミステリー設定だけに、どう覆してくるのか、否が応でも期待は高まります!
芸術作品は、今の自分にどう投影されるのか?
最近、おっさんである私が見たかっこええ名言はですね、とある若者のつぶやきだったのですが、
なんですよ。
いや、もう人生長くないおっさんとして、資本投下に対するパフォーマンスを意識しまっくている私からしますとですね、時間と体力と財力と意志力をふんだんに有して、コスパやタイパを度外視する若者って、すごいなーって思うわけですよ。
そして、この映画におけるラストに至っては、「うーん、すごい」と唸りつつも、一方で、「ここまでするんだ」とも思って唖然としました。重い重い事情があることは理解しますけれどもね。
最近つくづく、芸術鑑賞って、結局は、その作品が”今の自分”にいかに投影されるのか? じゃないかって思うんですよね。
若い頃に見た「ニュー・シネマ・パラダイス」と、コスパ、タイパを意識したおっさんが見る「ニュー・シネマ・パラダイス」は絶対に違うものだと思うのです。
映画鑑賞の途中から、
この映画を若いときに見ていたら、どう感じたんだろう?
って思いました。
おっさんが見る映画としては、「唖然」とする感じが強くて、いささか消化不良でしたので。
余談ですが、ワイルドスピードと呼ばれている「森川葵」さんをきちんとこの映画で見ることができて感激です!
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