50歳からのストラグル

もう結構年を重ねたなー、って言いながら、行政書士試験2024、TOEICなどなど頑張ります。くしゃエロ族の末裔です。

写真【NIKON D60】俺がD60に決めるまで

年の10月ぐらいから迷いに迷った挙句、頓挫しかけている俺の「デジイチ購入計画」ですが、やっとのことで決着しました。ついにD60を買ったのであります!!!パンパカパーン!

そもそもデジイチが欲しくなったのは、
(1)主に家族を対象として、ボケ味をきかせた人物撮影をしたい!
(2)青森の自然を撮りたい!
という理由からです。確実に(1)はダカフェの影響ですね。(2)ですが、昨年は本当に出張が多くて、行く先々で青森の素晴らしい自然をまざまざと見せ付けられ、この風景を記録したい!という思いが強くありました。また、昔オヤジがペンタックスの一眼レフを楽しそうに使っていたのを子どもながらに覚えていて、一眼レフには興味があり、ニコンD40が出てきてからは、そのスタイル、撮れる写真に衝撃を受け、「いつかはデジイチを買いたい!」という漠然とした思いが日々たまりはじめていました。
これらの思いがシンクロし、「デジイチ購入計画」を策定しようとしたのですが、肝心の何を買うかが決まらない...。だいたいにしてカメラを選ぶ基準がよくわからないし、メーカーもよく知らない。当時はボディだけ買えば撮影できるんだろうな、と思ってたぐらいですから。なので、価格.comや2ch、ネットのレビュー記事をあさる日々がはじまります。そして、いろいろと候補を選んでいきました。あれもいい、これもいい、という状態が続きます。以下はいろんなものを選んで迷ってきた主な候補の一覧です。正確な流れではないですが、ズブの素人の俺が決定に至るまでをご覧下さい。

-★第1候補 オリンパス E-520
本的に、メジャーなものは嫌いなので、全く理由もなく、キヤノンニコンは候補から外していました。そうなると残りは、オリンパスペンタックスソニー
なかでもオリンパスフォーサーズという独自の規格を展開していて、これがなぜか「ビビビ」ときました。本体が小型化できるし、望遠レンズもコンパクトにまとまる。デジイチを買うぞー!と宣言したときに、妻からは「ビデオカメラのようにタンスの肥やしにならないよね?」と言われましたが、確かに日常手ぶらスタイルが大好きな俺にとって、重さ、大きさは使用頻度低下に向けた大きな要因となりますから、フォーサーズ機種のコンパクトなスタイルは、気軽に持ち歩くことができていいのかなあと思いました。520という数字についても「そういえば初めてMacを買ったのもPowerBook520だったなあ」と奇妙な縁を感じていました。というか、俺は無理やり自分と関連づけて、このカメラは俺にふさわしいという理由をつくっていたのかな?結果的に買いませんでしたが。スタイル的にはE-420がいいのですが、手ブレ補正がないのが痛かった。

ちなみに、手ブレ補正については、オリ、ペン、ソニともにボディに内蔵していて、どのレンズでも補正がきくという利点は非常に大きなアドバンテージでした。ネットで調べる限り、ボディ側とレンズ側それぞれにメリット、デメリットがあるようで。

【レンズ内臓方式】
 (メ)レンズ側で補正するので、ファインダー像も補正されて安定する。
 (メ)レンズの特性に合わせて最適で最大の補正が可能。
 (デ)手ブレ補正レンズ以外では機能しない。
 (デ)レンズ価格が若干高くなる。
【ボディ内臓方式】
 (メ)全てのレンズで手ブレ補正効果がある。
 (メ)レンズに補正機構が不要なので、レンズ価格が抑えられる。
 (デ)撮像素子の移動で補正するため、ファインダー像はブレたまま。
 (デ)レンズに合わせた補正が出来ない。

デジイチはレンズを交換する楽しさがあるでしょうから、貧乏な俺にとっては「レンズ価格が抑えられる」ことと「全てのレンズで手ブレ補正効果がある」ことはどんぴたのメリットでした。毎日FotoPusを巡回しては「E-520ならこんな写真が撮れるのね!」と喜んでいました。
ところが、「フォーサーズのボケ味」や「マイクロフォーサーズに移行する今、フォーサーズを買うべきか」といった疑問が生じてきて、次第にE-520から気持ちが離れていきました。ファインダーが少し見づらかったというのもあります。

-★第2候補 α200
に目がいったのは、値段が半端なく安かったソニーα200です。「ソ、、ソニーかよ!」と思いましたが、コニカミノルタの「αマウント」をソニーが継承しているそうで、イメージが変わりました。デジイチ作戦は予算的にレンズキット+メディアで7万円ぐらいを考えていたのですが、α200なら全然安くて問題なし!上位機種のα300α350のようなライブビューはありませんが、何よりも値段が安くて、それなりにいい写真が撮れそうで、ぐぐぐっと傾きました。が、実際に触ったところ、ボディの大きさと持ったときの感触、シャッターを押した瞬間がいまいち気に入らず断念しました。この頃から「持ったときの感触」は大事だなあと思い、やたらとキタムラやケーズ電気、ヤマダ電気等に行き始めます。

-★第3候補 K200D と K-m
ヤジが使っていたペンタックスですが、なんか無骨なイメージがあって、候補に入れていませんでした。しかし、調べてみると、レンズの種類が独特で面白い!ということが判明。さらにはM42マウントのレンズもアダプターを介して使うことができ、これも楽しそう。なんといってもマニアックで「変わってるね、君」なんて言われそうで、それが褒め言葉だと思っている自分にぴったりじゃないかと燃え上がりました!!
ネットではペンタックス全般に言えることとして「AFが弱い(K-mでは改善した?)」「黄色被りが強い」なんてことがよく言われていましたが、そんなに早い動体を撮る訳じゃなし、色味は修正すればなんてことはない、と思ったので、気にならず、早速触ってみることに。
K200Dは見掛けの大きさよりもは重さを感じず、ホールド感もしっくり。K-mは「ママ」ターゲットの印象が強くて、それがちょっとイヤだったのですが、非常にコンパクトできれいにまとまっている感じがしました。
この2機種はバッテリーが単3電池なので、バッテリーが切れた際でも、近くのコンビニで買うこともでき利便性に優れます。が、重さや寒冷地に弱い、というデメリットもあります。まあ、エネループを買えばいいか、ぐらいに思ってました。
で、この2機種で迷っていたのですが、なんとK200Dが生産終了という憂き目に。なんかサイクルが早くないか...と悲しむ間もなく、キタムラでセールやってたり。「もう手に入らないのでは!」と思うと焦ってしまい、買いそうになりましたが、なぜか俺の心が「待て」と。「とりあえずキヤノンニコンを一度見てみろ」と語りかけてきます。
そうこうしているうちに、キタムラからセール品のK200Dは消えちゃいましたけどね...。

-★第4候補 EOS KISS F / EOS KISS X2
いうわけでキヤノン。KISSという名称が気に入らないのですがしょうがない。エントリー機では、Fに着目しましたが、もう少し頑張ればX2に手が届くとあって、ネット上ではその存在価値に対してすこぶる評判が悪かったような。でも「あと1万出せばX2買えるよ!」と言われても、貧乏人の俺にとって、その1万はでかい。というわけで、はじめはFを狙っていましたが、次第にX2のレンズキットの価格も手が出ないわけではなくなってきました。
キヤノンはEF50mm F1.8 IIという単焦点のレンズが1万円以下で買え、まさに撒き餌レンズとして評判なのですが、こうしたレンズをはじめとして、関連製品が非常に豊富。ユーザーが多いとこうもサポートは厚いのか!と感じた次第であります。さらに、そもそもX2自身にあまり弱点がないのでは、と思えました。雑誌やネットのレビューで非常に評価が高く、ヤマダ電気の店員なんてキヤノンしか認めない!って雰囲気で売ってきました。まーキヤノンってロゴ入ったポロシャツ着ていましたが...。手ブレ補正がレンズ内だということはどうもひっかかるのですが、キットレンズでもいいか、昔は手ブレ補正なかったんじゃないか、それに頼る自分はどうなんだ、それよりもライブビューがあるだろ、液晶が見やすいだろ、といろんな理論武装をして、X2を買おうかとする自分がいました。でも、またここで心が「待て」と。「次はニコンだろ」と。

-第5候補 D40 / D60
ニコンデジイチ買いたいなーと思わせたD40がまだまだ現役なことに驚きました。600万画素と画素数は低いですが、そのかわり高感度撮影に強い、とか。非常に人気が高くて、そのコストパフォーマンスにくらっときます。D60は画素数1000万オーバーでゴミ取り装置も追加されています。手ブレ補正はレンズ内ということで、これまたキヤノン同様ひっかかります。あと、D40D60はボディ内にAF用のモーターがないので、AF-SとかAF-Iと名のつくレンズのみAFが可能(サードパーティーは別途記載あり)となります。このことは電気店に行くと必ず言われましたし、自分的にもちょっとなーと思いました。
が、D60のシャッター音がいい!!。完全につぼ。キムタクが「いいわーニコン」となでなでするのもわかります。「写真撮ってるよ!」って気になるシャッター音。もうね、手ブレ補正とかライブビューとかサイズとか重量とか画質とかどうでもいい。このシャッター音だけで選ぶ価値はあるのでは!と思えてきました。
ということで、自分の中ではD60K200Dに絞って悩みましたが、「シャッター音(一部では不評らしいですが)」でD60に決定...!

-★で買ったのですが...。
り返って読んでみると、「シャッター音」が最終的な決定打となったというオチなわけですが、日常手放さずに使うのですから、こうした理由(フィーリング等)は大事かもしれません。自分の目と手で直接感じて、気に入ったものを買う。シンプルですが、これが答えではないかと。結局使うのは自分ですからね。自分が納得したものを買えばいいと思います。後悔というか「あーこの機能が欲しかった」というのは絶対出てくると思いますが、それも経験しなきゃなあと。そこからスタートだと思ってます。
ちなみにこれまで書いてきた各メーカーの印象・感想は本当に俺の素人なりの感想なのでスルーしてやってください。今はD60に決めてすっきりしていますが、いろんなメーカーに興味が出てきましたので、今後も情報収集は欠かさずやりたいと思います。