D60を買ってから人生が変わった!とまでは言わないが---もし自分の選択がKISS X2であってもk-mであってもそう思っただろう---被写体になる全ての存在の意義が変わった。家族もそうだし、単なるオブジェもそう。ラーメンも紅茶もコーヒーも雑誌もシャアザクもMacもiPodも、あらゆるものを今までと違う眼で見てしまう。だからいろんなことに興味が出てきた。これは素晴らしいこと。
俺は前にも書いたとおりシャッター音が気に入ったので買ったけど、撮影したとき「撮ったなあ」という満足感が湧き上がるから、この理由で買ったことは間違っていなかった。ただひとつ「あれ?」と思ったことは「ボケ味」。キットレンズではあまりボケ味は出ないので、ダカフェ的写真を熱望していた自分にとって、これは失望以外のなにものでもなかった。しかし、ここで救世主登場!会社の先輩が昔使っていた一眼レフ用のレンズ(もちろんニコンマウントね)がD60でも使えたのだ!50mmF1.8という明るさで、マニュアル仕様になるのはしょうがないとして、試しに子どもを撮ったら、失神しそうなくらいのボケ味(おおげさですね)!「なんだこの立体感は!」と家族みんなで感動の嵐。少しピントが合わないのはご愛嬌。
ということで、「d60 迷う」というキーワードでこのブログに来ている人もいるので、もし僭越ながらデジタル一眼レフで何を買おうか迷っている人にアドバイスするのであれば、
1「スペックうんぬんよりも常に持ち歩きたいと思うフィーリングのあうものを買うべし(俺はそれがシャッター音だった)」
2「ダカフェのような写真を取りたいならキットレンズでは無理。明るいレンズを素直に買いましょう(俺は昔の銀塩のレンズを使って実現した)」
の2点。望遠レンズは買わなかったけど、風景とスナップがメインなので問題なし。今はキットレンズを風景専用に、会社の先輩のマニュアルレンズはスナップ専用に、と分けて使っている。ただいつまでも先輩のレンズを借りるわけにはいかないので、やっぱりシグマの30mmF1.4が欲しいなあ!