1969年、ノースカロライナ州の湿地帯で、裕福な家庭で育ち将来を期待されていた青年の変死体が発見された。容疑をかけられたのは、‟ザリガニが鳴く”と言われる湿地帯でたったひとり育った、無垢な少女カイア。彼女は6歳の時に両親に見捨てられ、学校にも通わず、花、草木、魚、鳥など、湿地の自然から生きる術を学び、ひとりで生き抜いてきた。そんな彼女の世界に迷い込んだ、心優しきひとりの青年。彼との出会いをきっかけに、すべての歯車が狂い始める…。
ザリガニの鳴くところ (ハヤカワ文庫NV) [ ディーリア・オーエンズ ] 価格:1430円 |
引用元:ソニー・ピクチャーズ映画
映画を見ていると、時折「ん? この単語聞いたことあるぞ」ってのが耳に入ってきます。今回入ってきたのは「チャペルヒル」という言葉。舞台がアメリカ・ノースカロライナ州だからですね。
ノースカロライナ州は、アメリカ南東部の州です。南に当然サウスカロライナ州、西にはテネシー州、北にはバージニア州となっており、最大州市はシャーロットで、NBAチームの「シャーロット・ホーネッツ」があります。
ここのオーナーがあのNBAの生きる伝説「マイケル・ジョーダン」なんですねー、と書きながら確認をとったら、どうやら違うようで(笑。今は実業家グループに売却し、自分は少数株主のようですね。
ノースカロライナ州とマイケル・ジョーダン
このブログでも何度か触れていると思いますが、私はバスケットボールが大好きなんですが、その魅力に触れたきっかけは、「NCAA全米大学バスケットボール選手権」なんですよ。
昔はNHKでファイナルフォー(準決勝)から放映していて、そのころはアリゾナ大学にショーン・エリオットがいたり、カンザス大学にダニー・マニングいたり、セトンホール大学が強かったり、その後は、デューク大学にクリスチャン・レイトナー、ボビー・ハーリー、UNLVにラリー・ジョンソン、ステイシー・オーグモンいたり、ああ、懐かしい!! そんな選手を見て、なんてバスケットボールって面白いんだ、と一気に虜になったわけです。
その後も大学バスケは追い続け、ようやくNBAがNHKのBSで放映されるようになって、初めて目にしたマイケル・ジョーダンは、もう神でしたねー。その神様の経歴を当然たどるようになって、出てくるのがノースカロライナ大学なんですよ。マイケル・ジョーダンはノースカロライナ大学で、全米大学選手権を優勝しているんです!
ノースカロライナ大学といってもキャンパスはたくさんあって、その中のひとつがチャペルヒルにあり、旗艦校となっています。バスケットボール部が試合を行う「ディーンスミスセンター」もここにあるんですね。死ぬまでに一度は行きたい場所です。
で、映画は、、、?
豊かな湿地帯で、自然の暖かさ、厳しさに触れて、たくましく育つ女性の物語。ただ、そのたくましさは自然相手だとそうかもしれないけれど、愛情、憎悪、思惑、策略といった様々な感情を持った人間相手となると別。
「通じる」と思ってしまうことが前提となるために、裏切られると傷口は大きく、その時点で主人公に感情移入している私は、届かない「頑張れ」をつい口にしそうになります。
自然と触れ合い、また自分を取り戻す主人公に幸あれ、と思いながら迎えるラスト。この時湧き上がる感情は、例えるならば、底しれぬ沼。
さて、あなたには、どういう感情が湧き上がるでしょうか?
映画の話より、バスケットの話のほうが多くなってしまいましたが、またそれもいい(笑
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