大陸から200キロ離れた海洋研究施設から、潜水した探査船が未知の海溝を発見。
しかし喜びもつかの間、船は未知の海域で消息を絶った。
潜水レスキューのプロ、ジョナス・テイラーは、救助に向かった先で、生物学の常識を超えた“モンスター”=MEGに遭遇。
200万年前に実在し、絶滅したとされるその巨大ザメは、ジョーズの3倍以上の大きさで船を破壊し、研究施設を壊滅。そして陽光まばゆいビーチまで浮上してきた…。
ジョナス率いる海洋エキスパート・チームは、この究極の危機をどう乗り切るのか?
引用:アマゾンプライム ホームページより
勉強の合間の楽しみは読書か映画!
てことで、またまた私の大好きな「90分程度のちょうどいい映画(実際は113分。20分程度の特典映像があります)」をAmazon Prime Videoにて鑑賞。
まずは原題チェックから。原題はそんまんま「The Meg」ですね。
MegとはMegalodon(メガロドン)のことで、約2300万年前の前期中新世から鮮新世にかけて生息していた「絶滅種のサメ」です。
とにかくデカい。
引用:ワーナー ブラザース 公式チャンネルより
メガロドン強ーい! けど、あの男も強ーい!
このメガロドンは、深海をすみかにしていたんですが、とあるきっかけで人間の生息域である表層に侵入してきて、人間を襲うようになります。
デカい、強い、早いの3拍子が揃っちゃってる怖さ。
こうしたパニック映画が面白くなる条件としては、
「敵が異常なまでに強いこと」
が絶対条件ですが、その強さが遺憾なく発揮され、
「誰がこのメガロドンに勝てるんだよ」
と思っちゃいます、、、が、いるんですね、その誰かが。
はい、ジェイソン・ステイサムです(笑。
彼もまた強い。
余談ですが、ジェイソン・ステイサムは映画「Snatch」でハマりました。渋みがあっていい役者さんです。Snatch、また見たくなってきました。
宇宙よりも解明の進んでいない”深海”
さて、映画の舞台となっているのは深海ですが、深海は宇宙よりも解明が進んでいないと言われています。
えええ、宇宙よりも深海のほうが行きにくいってことなのかしら?
深海には、地下のマグマや高温の岩石で熱せられた海水が勢いよく噴き出している熱水噴出孔があります。その熱水に含まれる硫化水素やメタンをエネルギー源にして生きる微生物がいるんです。
水温300度以上、太陽光がまったく届かない極限環境で、どうして彼らは生きていられるのか――それを調べることが、地球で生命が誕生した謎を解くカギになります。
vol.32
可能性の宝庫!深海大国ニッポン
引用:国土交通省とあなたをつなぐ、みらいのくらし発信マガジン
こういう謎に立ち向かうのってロマンがあって素敵。
メガロドンを超える未知の生物がいるかもしれません。
トッププレデターの必要性
メガロドンの無慈悲なまでの凶暴さとジェイソン・ステイサムの人間離れした強さが、この映画の見所です。
メガロドンもジェイソン・ステイサムも強すぎて、弱肉強食の世界ならトップに君臨するんだろうな、と思います。この食物連鎖の頂点にたつ捕食者を”トッププレデター”と言うそうですね。
深海について調べていくうちの、こんな面白い記事を見つけました。
ある地域の生態系を研究しようとするならば、トップ・プレデターの情報は不可欠なのです。
トップ・プレデターのことを知らずに生態系の研究をするのは、極端にいえば、ライオンのことを知らずにアフリカのサバンナの研究をするようなものです。
とくに調査が困難な深海では、トップ・プレデターに関する情報が非常に少ないのですが、地球環境変動や人間活動の影響は深海にもおよびつつあります。
ということは、このメガロドンは殺しちゃダメなんです!
深海のことを知りたければ、メガロドンのことを知らねばならない。
ちなみに、上記記事によれば、深海2,000メートルクラスになると、トッププレデターは、ヨコヅナイワシなんですって。
イワシ、、、、?
と思いきや、結構怖そうな見た目。。。
映画を見ていたら、深海に興味津々になりました(笑