8年前、とある公園のベンチで、ジョンという名の男が発見された。
過去の記憶が全くない状態だったが、37ヵ国語を流暢に話せる才能を持っていたことから、言語学の教師となった。
彼を発見した探偵カールとは親友になり、彼の妹レイチェルと結婚したジョンは娘にも恵まれ、幸せな暮らしを送っていた。
しかし、めまいや鼻血などの異変が頻発していた時、突如現れたルーカスと名乗る男が、「自分も記憶がなく公園で発見されたが、天才的な数学の能力が備わった」と伝えにきた。
「何者かの陰謀だ」との言葉が脳裏に焼きついて離れないジョンは、後日ルーカスのもとを訪ねるが、「お前も俺と同じ運命をたどる」と言い放たれ、自殺されてしまう。
以来、自分が何者なのか、ジョンはカールの助けを借り、調査を始める。
引用:アマゾン プライムビデオHPより
勉強の合間の楽しみは読書か映画!
てことで、またまた私の大好きな「90分程度のちょうどいい映画」を鑑賞。
まずは原題チェックから。
原題は「DOE」。ドー? 調べてみると、株主資本配当率って略語が出てくるのですが、たぶんそれじゃないので、もっと見てみると、「うさぎの雌」とか「金銭」ってのが出てきました。
これだけだとちんぷんかんぷんね。
特殊能力映画に外れなし!
さて、映画ですが、あらすじにもあるとおり、主人公は過去の記憶はない状態で、ベンチで見つかり、気づいたら、37ヶ国語もしゃべれていた!
めっちゃいいじゃん!
英語勉強している私からすると垂涎ものですよ。TOEIC満点だぜ。
そして、あとで会うことになる似たような境遇の男は、なんと天才的な数学の能力を持っていた!
めっちゃいいじゃん!
トレードでめっちゃ稼げそう。。。
と特殊能力にひときわ憧れを抱く私にとって、この映画は傑作決定でしょ!
そもそも、「特殊能力系の映画にハズレなし!」って私の法則なんです。
ってすごいラインナップでしょ? これらの映画のデメリットは、見終わったあとに「俺にも特殊能力欲しい、、、」ってなっちゃうところでしょうか(笑
ちなみに私は「くしゃエロ族」という特殊な血統ではあります。
特殊能力で無双してほしい
ところがですよ、、、映画を見ていくと、なんだかもどかしい。
特殊能力マニアで、なおかつ、同じ特殊能力持ちの私からすればですね、まず、主人公には、映画の序盤でもいいので、特殊能力で無双してほしいのですよ。
37ヶ国語話せるのなら、37ヶ国語を話して、英語のわからない観光客を楽しまてあげたり、少数民族しか話せない言語をペラペラ話して世紀の大発見をするなど、無双してほしいのですよ。
同じく、天才的な数学能力を持っているなら、大学の黒板に未知の定理を書いて教授を驚かせたり、これまで人類が不可能だったテクノロジーを新たな定数で完成させるなど、その能力で無双してほしいのですよ。
特殊能力すげえだろ! って見せつけることで、その後のストーリーに困難があっても、最強の敵が出てきても、「いや、おまえなら勝てる! 頑張れ!」って熱くなれるんですよ。
頼むから、特殊能力で無双してください!
STAR WARSの7と8と9
特殊能力への熱い想いが噴火したところで、思い出されるのが、スターウオーズの7と8と9。
スターウオーズって、ルーク・スカイウォーカーの物語なんですよ(私にとっては)。
ルークがフォースを使って、物を投げたり、敵を止めて、緑色のライトセーバーでばったばったと切り裂くシーンが私は見たいんですよ。年齢を重ねようが、何しようが、いつまでもルークには無双してほしい。
それを楽しみに映画を見に来ているのに、スターウオーズの7と8と9と言ったら、何を考えていたんでしょうか?
その点、ドラマ『マンダロリアン』チャプター16(シーズン2第8話)でのルークの無双シーンは最高すぎて、おじさんの目にも涙。しかも大粒の!
加えるなら、映画「ローグ・ワン」のダースベイダー卿の無双シーンも最高すぎて、おじさん発狂ですよ。
これって、特殊能力じゃなくても、そうだと思うのです。主人公を魅力的にするためのシーンが、どの映画でも序盤で欲張りなくらい必要だと思うのです。
さて、結末は?
自分は何者なのか?
なぜこうなってしまったのか?
を必死になって追求する主人公。そしてやっと見つけたラスボス相手に、複数言語を話せる特殊能力はあまりに非力。。。
やはり特殊能力が際立っていないせいか、最後を迎えても、「現代テクノロジーあってよかったなあ」という感想しか出てきません。
私の「特殊能力系の映画にハズレなし!」という法則がいまここに崩れ落ちそうになりましたが、それでも随所に楽しませるシーンはあったので、まだ大丈夫!
ああ、STAR WARSの7,8,9ってリメイクしないのかなー。。。